子どもの権利条約って?
読んだらあしあとをつけましょう!
こんにちは!
CARE International Japan Youth Project代表の伊藤更彩です。
私は以前、国際NGO団体セーブザチルドレンのワークショップに参加した際に「子どもの権利条約」について学び、興味を持ったので、今回は「子どもの権利条約」を紹介していきたいと思います!
子供の権利条約とは??
国連人権委員会によって、子どもの基本的人権を国際的に保証するために作られた条約であり、18歳未満の子供が権利を持つ主体と位置付け、大人と同様の権利とさらに子供が認められるべき権利を定義しています!
日本でもこの子どもに特化した条約が1994年に批准されていますが、日本国憲法の基本的人権の尊重に比べれば、まだまだ認知度が低いのではないでしょうか。しかし、世界では2019年時点で196の国と地域が締約し、次世代を創る子どもたちを守る条約とされています。
4つの柱
この条約は、前文と本文の54条から成り、大きく4つに分けることができます。
①生きる権利 ②育つ権利 ③守られる権利 ④参加する権利
①生きる権利→人間らしく生きていくための生活水準が守られ、すべての子どもの命が守られること
②育つ権利→教育を受け、考えや信仰の自由が守られ、自分らしく育つことができること
③守られる権利→あらゆる種類の虐待や放任、搾取、有害労働から守られること
④参加する権利→プライバシーや名誉が守られ、自由に意見を出したり、団体を作ったりできること
これらを中心として、子どもにとって一番良いことを実現することを目指しています。
現状の取り組み
途上国を中心とする地域では、子どもの権利条約が守られていない現状があります。なぜ、今でも条約を守れない状況が続いてしまうのでしょうか。私は「貧困」が引き起こす負の連鎖こそが子どもの権利条約を守れない環境を生み出すと考えました。
まず、途上国や先進国に関わらず貧困の中で生き抜くためには、子どもたちは教育を受けず、働き手となる必要があります。また、これらの子どもは大人になっても低賃金で働き続けることになり、彼らの子どもたちをも労働力として利用するという「負の連鎖」を繰り返し抜け出せなくなるのです。
私たちにできることは?
途上国で撮影された写真を見ると、学校、校庭、水汲みなどの場所においても、子供の権利が守られていないことが読み取れます。また、批准国は世界196国に及ぶにも関わらず、この条約を破っても罰則は伴なわれないため、法律より拘束力が弱いのです。そのため、政府ではなく私たちNGOなどでの活動を通して、途上国の子供たちに学びの場を提供することで、抜け出せずにいる負の連鎖を断ち切ることができると考えました!
しかし、これを実現するには、まずこの事実に対する「認知度」を高める必要があります。だからこそ私は、子どもの権利条約の存在とすべての子どもたちが自由に生きられることを広める活動をしていきたいです。
またこれ以外にも、SDGsなどの社会問題について学ぶ機会がある私たちが、社会問題に対して少しでも興味を持って自分なりに探求し、その知識を広めることであらゆる社会問題の解決への一歩が踏み出せると思います!
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ーケア・インターナショナル ジャパンとは ー
CAREは、1945年から100カ国以上で人道支援活動を実施してきた世界最大級の国際協力NGOです。
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