The problem of Avocado !!
読んだらあしあとをつけましょう!
こんにちは。CARE International Japan Youth Projectの鈴木歌恋です。
タイトルを見て、ん?と思った方が多いかもしれません。そんな方必見です!
1. Avocado Boom
近年、ひそかに世界で話題となっているアボカドブーム。「森のバター」「食べる美容液」など、アボカドはたくさんの名称がつけられています。
またアボカドは美肌に良いと世界中の女子たちに大人気なのです。植物性オイルは、燃費が良く、体内で脂肪になりにくいのもこのアボガドの特徴。満腹感もあり、ダイエットにも適しているそうです。
アボカドは、最も栄養価のある食べ物として、ギネスにも登録
されました。ここからも、いかに世界中の人々にアボカドが愛されているか分かりますよね。
しかし、需要が増えるにつれて、アボカドの価格はますます高まり、2019年には世界の平均価格は2倍
までに上がったそうです。
このように、世界中でアボカドの価値が上がりアボカドブームが広がるにつれ、実はアボカド生産地では多くの問題が出てきました。
2. Drought problem
まず、アボカドの生産地における最も大きな問題は干ばつ問題です。
さて皆さん、アボカドを1ヘクタール育てるのに、どのくらいの水を要するでしょうか。
1.10L 2.1000L 3.10万L
正解はなんと、10万L
。これは、1000人が一日に使用する水の量に匹敵します。
一般に、アボカドを育てるためにはオレンジを育てる4倍、トマトの10倍の水資源が必要だと言われています。
たとえば、2018年『The Guardian』では、イギリスが大量のアボカドをチリから輸入したせいで、チリのアボカド生産地域、ペトルカでは、水が完全に吸いつくされたと報じました。イギリスでは2017年の一年間で、アボカドの受容がなんと27%も増加しました。その結果チリのアボカド生産地では、輸出量の増加の期待に答えようと新たな問題が起きたのです。
それが地下水の違法流用。その結果、干ばつが発生
しました。住民は、水道水が使えなくなり、汚染された政府の給水トラックを使うほかなくなり、汚染された水を自ら煮沸し使うか、市販の水を購入する状況がずっと続いているそうです。
3. What can we do?
アボカドを生産するには、多くの気候条件がそろう必要があります。つまり、世界中で食べられているアボカドは、世界の一部地域のみでまかなっているのです。
2章で述べた通り、アボカドを生産するために、一部地域の住民が犠牲になる自体が起きています。つまり、消費者である私たちが何かアクションをしない限り、生産地の干ばつ問題は解決しません。現地の人々はずっと、水不足問題に苦しまなければならないのです。
インスタグラムで#avocado
と入力してみてください。すると1000件以上の検索結果が出てくるでしょう。ここまで人気で健康にも美容にも良いアボカドにかわる食材は確かになかなかありません。しかし、メディアの力
により誇大宣伝されているということも否めません。
オリーブオイルやナッツ、ほうれん草やブロッコリーなど、アボカドの代わりとなる栄養価の高い食材は探すと色々出てくるでしょう。
Avocado=おしゃれ という印象を、他の食材でも作ってみませんか
。
様々な食材を使っておしゃれな投稿をし、アボカド問題を発信するだけでも、アボカドによる干ばつを解決する第一歩になるかもしれません。
CAREYOUTHメンバー 鈴木歌恋
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