私がCARE International Japan Youth Project を立ち上げた理由
読んだらあしあとをつけましょう!
CARE International Japan Youth project 代表、高校3年生の宇田江里と申します!初回は簡単な自己紹介と、私がなぜCARE International Japanを立ち上げようと思ったかを話したいと思います。
キリスト教のとても厳しい高校に通う高校三年生です!ちなみに、女子校歴12年目という、、自分でも驚きます。厳しいせいか、閉鎖的な世界観に嫌気がさしたこともあります。もちろん、学んだ事の方が多いです!でも、今私が行動に移せているのは、その空間にいたからこそなのかなとも思います。
さらに、都市計画というものに興味があり、CAREの活動の他に議員、企業等のインターンや豊島区まちづくり課との勉強会などを開催してきました。最近では、CAREとは別にGLOCAL という言葉に惹かれ、新しい団体を立ち上げ、試行錯誤している最中です。
趣味は、3歳から始めたピアノ、ゴルフ、習字です。(受験生なので、しばらくお休みしていますが、、)習字を習っているおかげで、文化的要素からなのか、地域の繋がりの大切さををしみじみと感じます。自分の地域に住んでいるお年寄りの方と仲良くなることができます。お年を召した方のお話を聞くのは個人的にとても好きです。また、大叔父が書道家ということもあり、長野の善光寺でお盆とお正月に行われる写経大会のお手伝いもしています。写経大会で、毎回感じることは300人程いる参加者が皆知り合いのように見えるということです。しかし、年齢層がとても高めなので、学生に写経という文化をもっと広めたいなとも思っています。東京に住んでいると、大々的な写経会というのはあまりメジャーではないので、、
自己紹介はこの辺にして、そろそろCARE International Japan Youth project を立ち上げた経緯について話したいと思います。
1.学校での探究活動
私がSDGsという存在に興味を持ったのは高校1年生の時です。学校の総合学習という授業の一環で、社会問題について探究活動をしていました。私は「水は私たちの生活に直接関わるから」という浅い動機で「安全な水とトイレを世界中に」について探求することに決めました。調べていく中で、自分の無知さ無力さに正直驚いたのを鮮明に覚えています。ありがたいことに恵まれている私たちには、「水を飲んで下痢になり、死に至る」という概念は存在しません。しかし、世界中には飲み水をはじめとする、水の汚染、基礎的衛星の欠如により、毎年150万人以上の子供が命を落としています。
また、水を汲みに行かなくては行けないが為に、学校に行けない子供もたくさんいます。いかに、私たち日本人が恵まれた環境下に置かれているかをしみじみと痛感しました。そもそも、世界起きている様々な問題を知識として得たり、それに対しての議論が行えている事自体、恵まれているのです。
2.自分との葛藤
彼らのために、何かしたいと思ったはいいものの正直何をすればいいのか分かりませんでした。ボランティア募集の記事を見つけても、ほとんどが大学生対象。募金を募っては見たものの、正直高校生である私には限界がありました。だからその分、知識をたくさん入れようと必死になっていたのを覚えています。
しかし、学べば学ぶほど無力さに虚しくなるばかりでした。それと同時に、アクションを起こしたい。という思いがより一層大きくなりました。今思えば、当時の私は口先だけで何かを自分で一から始める勇気がなかったのだと思います。
2019年の夏休み私は”世界を自分色に染めよう”という言葉に惹かれ、ネットプロテクションズという会社の中高生インターンに応募、参加しました。インターンでは、班ごとに次の当たり前を提案するというお題の元、最終プレゼンに向けての準備を行いました。しかし、中間発表の結果は散々なものでした。
最終プレゼン三日前にして、私たちの案は白紙に戻りました。
そんな中、社員の方の提案で事業のターゲットを自分ごと化すべく、ペルソナシートというものを作成しました。そこで、私達はあることに気がつきました。
自分自身を知らなすぎる
この気づきをもとに、私たちは事業の提案をしました。結果は見事、優勝。私は、今まで他人のことばかり知ろうとしていたけれど、そもそも自分をあまり知らない事に驚きました。社員の皆さん、インターンの仲間には本当に感謝しています。
インターンに参加したことで、私は新しい気づきと行動を起こすの勇気を手に入れ、自ら団体を立ち上げることを決意しました。
3.無関心のグローバル化
その後、私は社会課題に対してボランティアという切り口で助けるのももちろん大切なことであるが、それ自体を知らない人がたくさんいるのではないかと考えるようになりました。たしかに、SDGsに対する取り組みをあらゆる場面で耳にするが、ほとんどの人がSDGsという言葉を耳にしたことがあっても、実際にそれを深堀したり、それがきっかけで行動に移したり、というのはほとんどありません。わたしが高校生175人にきいたアンケートでも学生間でのSDGs等の認知度はとても低く、NGO等の活動に参加したことがあるのは、およそ5%で、どちらも10%に満たない程でした。このアンケート結果が高校生におけるSDGs等に対する関心の低さをこれでもかと物語っていました。
私は始めに明記した通り、学校の総合学習という授業の一環でSDGsの目標6である「安全な水とトイレをみんなに」について探求をしていました。綺麗な水がある環境を作るにはまず、貧困(目標1 貧困をなくそう)がなくならなければ結局、「汚い水を飲む」という選択肢が存在し続けます。さらには、綺麗な水を生みだす井戸を作ることのできる人材も(目標4 質の高い教育をみんなに)必要不可欠です。このように、興味がある分野が一つでも、他の分野との共通点が必ず出てきます。この目標同士の強いつながりがより一層私を「無関心のグローバル化」へとひきつけました。
けれど、高校生が一から学生団体を立ち上げても、あまり影響力や本質的な部分を解決する事は難しいと考えました。そこで私は以前勉強会でお世話になった、CARE International Japanという国際NGO団体に直接コンタクトし、このYouth団体を立ち上げました。
【Vision】
知らないことは罪では無い、知ろうとしないことが罪なのだ
【Mission】
Input→Output→Action
(知識・考え・情報の共有、発信の場、主体的な個々人の行動への道しるべ)
【Focus】
国際問題や社会問題について無関心・機会が無い人
高校生が率先して行動することに意味がある
社会課題に対してアクションを起こし始めるのはほとんどが成人や大学生になってからです。
「無関心のグローバル化」って何?
無関心のグローバル化とは、そもそも社会問題に対して興味関心が無いと言うこと自体が広がっていると言うことです。だから、特定の社会問題は設定しておらずそれぞれが、解決したい問題を持っています。
これから個性豊かなメンバーが週二回記事を投稿していきますので、どうぞよろしくお願いします!!
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e-mail:care.youth.p123@gmail.com
ーケア・インターナショナル ジャパンとは ー
CAREは、1945年から100カ国以上で人道支援活動を実施してきた世界最大級の国際協力NGOです。
CAREの日本事務局では、主にアジアやアフリカにおいて、災害時の人道支援を行うとともに、「女性と女子」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況にある人々の自立を支援しています。
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