アフリカの貧困の現状とは?-Chihiro Yamashita-
読んだらあしあとをつけましょう!
こんにちは!
CARE International Japan Youth Projectのメンバーの山下ちひろです。
私は、アフリカの貧困や飢餓問題に興味を持っています。
そこで、今回はアフリカの貧困の現状についてお伝えします!
データで見るアフリカの貧困の現状
アフリカの人口は、2018年時点で12億7,600万人。
2050年には約25億人、世界全体の4分の1になると予想される、
とても人口の多い地域です。
しかし、世界人口の10%である7億3,600万人が、
一日1.90ドル以下で生活し貧困に苦しんでいます。
サハラ砂漠以北の地域での貧困率は1.5~12.4%ですが、
サブサハラ・アフリカ(サハラ砂漠より南)では約41%が貧困ライン以下となっていて、この地域の貧困は深刻です。
上の地図では、青い〇の大きさで貧困率を表しています。
ここから分かるように、アフリカ、特にサブサハラ・アフリカの
貧困率が他の地域と比べて極めて高くなっています。
貧困の原因は?
アフリカで貧困の状況が深刻になってしまう原因は何なのでしょうか。
原因は国などによって違いますし、色々な要因が複雑に絡み合っていると考えられていますが、ここでは大きなものをいくつか紹介します。
①人的資源の弱さ
教育の不足、栄養失調などで働けない人も多く、競争力を持った人材をビジネスに投資するのが難しい
②厳しいビジネス環境と貿易条件
モノカルチャー経済が多いアフリカでは、他国に勝てる輸出品が少なく、外貨をあまり得られないため、国内にお金が流通しない
③不十分なインフラ
電気、水、インターネットなど、生活やビジネスに必要なインフラが整っていない地域が多く、自国ビジネスや海外からの投資が進まない
④国際的な援助の存在
国が援助に頼り切ってしまうことで、援助慣れを引き起こし自助努力を阻害してしまうこの現状を改善するためには?貧困は、栄養不良、感染症などの病気、教育機会の損失など、多くの問題と繋がっていきます。この現状を少しでも良くするためには、どのような取り組みをすればいいのでしょうか。
①農村地域への支援
貧困層の多い、それでいて国内の主要産業である農業に従事する人々への支援をし、収入の拡大、需要・供給の促進をすることが、国全体の経済発展に繋がります。
②女性への支援
男性よりも低く位置づけられる女性の教育機会を充実させ、収入を得られやすくする支援をすることにより、得たお金を子どもの教育等に回しやすく、貧困の連鎖を食い止めることにもつながります。
③国際援助の見直し
汚職によって上手くいかなかった援助を改善し、物的援助から技術的援助に変えていくなど、新しい国際援助の方法を生み出すことも効果的だと考えられています。
ここまでアフリカの貧困の現状から解決策までをお伝えしてきました。まだ高校生にできることはごくわずかです。
しかし、こういった現状に目を背けずにきちんと知り、どうしたら改善できるか、どうしたら全ての人が苦しまずに生きていけるのかを、自分なりに考えるだけで、将来世界を変えていく原動力になります。
ぜひ、興味を持って、自分のこととして、貧困問題を考えてみてください!
参考文献👇
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