SDGs未来都市ってなんだろう?-Mayu Ishikawa-
読んだらあしあとをつけましょう!
こんにちは!
CARE international Japan youth project の石川真優です。
今回はSDGsを解決する上で重要な
SDGs未来都市について話してゆきたいと思います。
—NO ONE WILL BE LEFT BEHIND
「SDGs持続可能な17の目標」 誰一人取り残さない
皆さんもご存じの通り、2015年の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と題する成果文書にてSDGsは全会一致で採決され、2030年を視野に具体的行動指針が示されました。
しかし、これら目標を達成するためには国や企業だけじゃない、民間自治体や地方公共団体による取り組みと協力が必要不可欠です。
そのための地域と人をつなぐ一つの手段として
挙げられたものこそが SDGs未来都市 なんです!
SDGs未来都市とは
内閣地方推進室がSDGsの理念に沿った基本的・総合的取り組みを使用とする都市地域の中から、特に経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域として選定されるものです。
またSDGs未来都市の中でも先導的な取り組みをしている所は、地方公共団体による取り組みの中でも特に注力的に実施する事業であり、多様なステークホルダーとの連携を通し、地域における自律的好循環が見込める自治体SDGsモデル事業としても選定されます。
それぞれ、SDGs未来都市:30都市 自治体SDGsモデル:10都市 程度選定される。
これらに選ばれることによって自治体SDGs推進関係省庁タスクフォースを活用した各省庁の支援施策活用当の助言、国内外への成果の発信が国によって行われ、資金援助がなされます。2018年では29都市が選ばれ、2019年で31都市が選ばれ合計で60都市がすでに選ばれました。
———————————————————————————————————–
私の地元 神奈川県鎌倉市 の場合
2018年SDGs未来都市・自治体モデル事業の二つに選定
●自治体モデル事業 持続可能な都市経営「SDGs未来都市かまくら」の創造
そのために、計画の推進のリスト化や取り組みに対する特典還元で実用性を担保し、先行モデルとして歴史的建造物を改修し、働く・交流・歴史と文化を継承する場として情報発信するとしています。
経済面
●取り組み課題 「働くまち鎌倉」「住みたい・住み続けたいまち鎌倉」の実現→イノベーションを生む新しい交流拠点整備や東京への通勤スタイルではなく、職住近接といった新しいライフ・ワークスタイルの提案や公的不動産の利用で企業誘致を図っています。
環境面
●取り組み課題 自然・歴史・文化の継承、市民の安全な生活基盤づくり →市民・NPO・来訪者・企業との共創による環境(景観)活動の推進や鎌倉ロードプライシング推進(渋滞対策)をしています。
社会面
●取り組み課題 市民自治の推進・共生社会の実現・長寿社会のまちづくり→鎌倉リビングラボの全市展開や仮市民活動推進条例の策定、長寿社会のまちづくり、鎌倉版地域包括ケアの構築などを行っています。
これらは経済・環境・社会の三側面をつなぎ持続可能な都市経営、SDGs未来都市かまくらの創造の統合的取り組みです。経済・環境面ではまちの社員寮、まちの社員食堂といった鎌倉地域に務める方々への拠点整備を行っています。また経済・社会面では、鎌倉リビングラボを行い町の主体である住民が暮らしを豊かにするためのサービスや物を生み出し、暮らしをよりよくする活動をしています。環境・社会面では、古都としての風格を保ちながら、生きる喜びと新しい魅力を創造するまちを目指し、総合計画に自治体SDGsを導入し、実現に向けた新たな仕組みと古民家を活用したSDGsショーケース先行モデルプロジェクトを推進しています。
このように、SDGs未来都市は毎年30都市程度選定され、そのうち10都市程が自治体モデル事業に選定され、徐々に増えています。しかし、まだまだ地域住民の方やこれからの社会を担ってゆく若い方がSDGs未来都市という言葉や活動内容を知る機会がなく、自分たちの地域の良さを深堀りできていないと感じています。そのため、この記事を通して多くの学生が地元の多様な活動を知ることで地域との交流が深まり、最終的にはSDGsの達成につながると信じています。
皆さんの地元ではどんな活動がなされていますか?
読んだらあしあとをつけましょう!
【Vision】 知らないことは罪では無い、知ろうとしないことが罪なのだ 【Mission】 Input→Output→Action (知識・考え・情報の共有、発信の場、主体的な個々人の行動への道しる...