【史上最大規模!?】Online MUN by CORD開催レポート
読んだらあしあとをつけましょう!
こんばんは!
2020年5月24日に「Online MUN~オンラインで模擬国を~」というイベントを開催させていただきました学生団体CORDと申します。
学生団体CORDはディベートや模擬国連などのマイナー競技のイベントを初心者が始めるきっかけとして提供している団体です。
詳しくは団体公式HPまたは、団体公式instagramをご覧いただくか、公式LINEよりお問い合わせください。
イベント情報などは公式LINE等から発信しておりますので、ぜひ、追加してください。
では、開催レポートに移ります。
みなさん、模擬国連って知っていますか?
模擬国連はその名の通り国連を模擬した活動です。
簡潔にまとめると、模擬国連は参加者が一国の国連大使に成り切って、国際会議を 舞台に他の大使と議論する活動です。
会議で話すテーマに沿って、メリカ大使やイギリス大使といったように、それぞれが国を担当して議論することになります。
今回は史上最大規模のオンライン模擬国連であった為、準備段階から新しいことが多く、運営のメンバーはもちろん、参加者の皆さんも大変だったと思います。
また、今回の会議は、これほどの規模の会議を大人からのサポート無しで行った会議であったことも画期的な会議であったと思います。(高校生による主催を掲げた全国教育模擬国連は、理事校が存在しており、実質的に理事校顧問の教員による運営が行われています)
さらに、今回の運営は非常に少数のメンバーで行っており準備段階から、多くの大使への対応をオンラインで行っていたため、事前準備に多少の不安がありましたが、フロントメンバーの奮闘により(多少のトラブルもありましたが)何とか本番を迎えることができました。
会議に参加してくださった皆様及び、関係者の皆様、この度は会議運営にご協力いただきありがとうございました。
今回の会議の特筆すべき点として、会議ツールにZoomを使っていることが挙げられます。Zoomの中で行うため、実際一部しか顔が見えない会議となり、どのように会議が進行するのか、又アンモデ(本来なら立ち歩いて行う議場での自由交渉)は円滑に進むのか不安でしたが、実際には思いのほか上手く行きました。
今回の議題は死刑モラトリアムでした。会議の内容について総括すると、本来であれば死刑の存置国と、全廃国がそれぞれグループを作り、その後双方の歩み寄りによる決議が見たかったのですが、存置国の数が予想外に少なかったことや、全廃国の強引なコンバイン等により、ワーキング・ペーパー(WP)の段階で全廃国が二つのグループに別れ、そこからどこまで条文を妥協するかという議論に入ってしまいました。運営としては、存置国の積極的リーダーシップにより、数は少ないながらも粘り強く交渉を進めていくという姿勢が見たかったので、そこは少し残念でした。
ですが今回オンライン会議にしたことで、通常会議より良かった点も見つかりました。
通常の模擬国連ではWPなどをはじめとする文書の編集は、グループをまとめている主導的な大使が独占していることが多いですがオンラインの会議では文書の編集を画面上で共有しながら行うため、全ての大使が容易に文書の編集に参加でき、より良い会議になったように思います。しかし、オンライン会議ならではの問題点として画面で一人にフォーカスするZoomの性質上、話す人が限られやすくなってしまったり、実際に議場にいないため、投票時にいなくなってしまう人が出てくる等の問題も発生しました。
まだまだ課題は多いので、色々改善する余地はありそうです。
今回のオンライン会議をして得られた最も大きな成果は、オンライン模擬国連の手法の確立だと私は考えます。私たちは、今回の会議の広報を通して内外にオンライン模擬国連は可能だと示し、その手法を確立しました。オンライン模擬国連は、模擬国連振興において大きな課題となってきた、遠隔地にいる人の参加の難しさや会場の確保といった問題を解決できます。
このノウハウを他の組織や学校に提供することで、模擬国連という競技の発展及び普及に努めていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
これからも様々なイベントを皆様に提供したいと思っているので、ぜひご参加ください。
お問い合わせは公式LINEまでお問い合わせください。
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学生団体CORDは、2020年3月に活動を開始した団体です。 私たちは、2020年4月現在、Online DebateとOnline MUNの二つのサービスを提供しています。各イベントでは、全国の学生...