知ってしまったものの責任 〜インドネシアでの2つの経験が私に教えてくれたこと〜

知ってしまったものの責任 〜インドネシアでの2つの経験が私に教えてくれたこと〜

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こんにちは。CARE International Japan Youth Projectの
野口駿です!

私を変えたインドネシアでの2つの体験

  この文章を読んでいるあなたは今までの人生で忘れない経験をしたことがありますか??私はインドネシアで2つの忘れない経験をし、その経験から大切なことを学びました。

 私は小学6年生から中学2年生までインドネシアに住んでいました。私はその前は日本に12年近く住んでいて貧困や国際問題などの問題を考えたことすらありませんでした。インドネシアに行かなっからその状況は変わらずそのままだったでしょう。私がインドネシアに住んで身をもって感じたインドネシアの問題は貧困です。ある日私が運転手さんの車に乗って外出していたときに道路で新聞を売っている自分よりも小さい裸足で破れた服を着た男の子がいました。その男の子は一台一台の車の運転手に新聞を買ってくれるように頼んでまわっていました。私はその光景を目にしたときに私は疑問憤りを感じました。自分は運転手さんに運転してもらっている車に乗っているのにその男の子はわずかな稼ぎにしかならないけれど家族を支えるために一日中道路に立って新聞を売り続けている、この格差を生んでいるのはなんだろうという疑問とこのような格差が生まれるのはおかしいという憤りを強く感じました。私はやはりこの差を生んでいるのは貧困なんだと思いました。もちろん教育の問題や雇用の問題など様々な問題が原因になっていますが、根底にあるのは貧困問題だと感じました。

 私が中学1年生になったときBantar Gebangというインドネシアにあるゴミ集積場を学校の遠足のようなもので訪れました。私はインターナショナルスクールに通っていてその学校でイベントを企画し、そのイベントで得たお金を集めてBantar Gebangにある学校に寄付しました。まず衝撃だったのはゴミ集積場に人が住んでいるという状況です。日本ではまずあり得ない状況だと思います。今もそこには人が住み続けているしこれからも住み続けるかもしれません。私はBantar Gebangを訪れたことで知ってしまったものの責任、使命のようなものを感じました。私が異臭が漂うBantar Gebangでみた光景や感じたことを忘れてしまって無視することもできましたが、私はその問題の解決に貢献したいと思うようになるとともに一人でも多くの人たちに私がインドネシアで経験したこと、感じたことをシェアすることが自分の使命であると感じるようになりました。

国際問題を考える上で非常に大切なこと

 インドネシアでの2つの経験から私が学んだことはまず自分自身で経験してみることのことの大切さです。ネットにも様々な情報はありますが、それが全てではありません。自分がのべた2つの経験も実際にインドネシアに行ってみてわかったことです。日本には国際問題や SDGsについて扱う学生団体や人々が多くいますが、経験をしない上で話し合ったところで本当に解決したい問題は何なのか、その問題に苦しんでいる人はどう考えているかなどの大切なことを考えないでアクションを起こしたり、話し合いをすることになってしまいます。しかしながら、もちろん安全面や費用の面から実際に経験をすることが難しいことも多いと思います。そんな場合は一次体験をした人から話を聞いてみたりして自分で問題の本質を考えてみる(自分ごととして捉えてみる)のもいいと思います。自分もCare International Japan Youth Projectでの活動の中で自分の一次体験をシェアしていきたいと思います。実際に、近いうちにある有名な団体とコラボをして参加者の方が貧困に興味を持ってもらえるようなイベントを開催する予定です。

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