人身取引の現状

人身取引の現状

読んだらあしあとをつけましょう!

こんにちは!  
CARE International Japan Youthメンバーの宮地佐代子です。

ところで、7月30日がなんの日か知っていますか?

7月30日は2014年に国連が人身取引反対世界デーに指定しました。

そこで、人身取引について今一度しっかりと考えてみましょう。

そもそも人身取引とは!?

犯罪者たちが利益を得るために立場の弱い人々の売り買い(=人身売買)しています。

売り買いされた人々は……

→暴力・誘拐・脅迫により……
→強制労働・性的搾取・臓器売買・子供兵士
などの被害を受けています。

主な被害者は”女性“や”子供“です。2014年に世界85カ国で確認された1万7,752人の被害者(日本の中高生の約3倍の人数)のうち、およそ71%を女性が占めていました。

また、子供の割合は被害者のうちの25〜30%です。

では、どのようにこのような人身取引が
起こってしまうのでしょうか???

ここでは例を挙げて話しましょう。

例1)

友達から「マッサージの仕事がある」と紹介され、韓国にいった。最初は普通のマッサージだったが、

その後売春を強要された。監禁されて出られなかった。

例2)

両親に収入がなく、生活に困窮していたところ「高級な仕事がある、これで家族が助けれる」とだまされ

売春宿に売られた。罪もない人たちが騙されたり、連れ去られたりなどをされ、取引されてしまうのです。

!!日本も例外ではない!!

日本は安全な国だから人身取引なんて…と思っている人いませんか?

実は日本で平成29年確認された被害者の数は約50人にも及びます。日本でも普通に行われていることなのです。しかし、これは解決されている数で、
これ以上行われている可能性は高いのです。

近年、児童ポルノによる取り締まりが厳しくなり、小学生などの小さい子供が取引されることは少なくりました。(これは安心…)

But!!

その代わりに女子高生を対象にした「JKビジネス」が増えました…

借金を背負った風俗関係者の女性が売春を強要されている場合や、家出をしている少女が出会い系サイトで男性と知り合い売春を
強要されるケースなどがあります。
いわゆる、半ば強制的に売春に従事させられるようなケースが後を絶ちません。

臓器売買は誰にでもありることです

誰も人身取引は他人事ではないのです。

人身取引された人の未来…

人身取引で売られ、暴力や性的搾取にあった子ども・女性たちの精神的なダメージは計り知れません。助けられたとしても、あまりの恐怖から社会復帰することが難しくなるケースが多い…

売春させられていた場合
→地元に戻れたとしても周辺住民からの差別を受けたり、政府の保障制度に対するアクセスが難しくなることも…

       ↓そう言った人のために…

心身を回復するサポートをする活動をしている人や団体が!!

では…私たちができることは!?

①支援活動をバックアップする

・人身取引の被害者を救済するための活動や、未然に防ぐための活動には多額の資金が必要になります。なので、そう言った活動を行なっている団体に寄付をすることで、支援できます。

②一人でも多くの人が人身取引の問題を知り、意識すること

・人身取引について知り、それについで人身取引について考えることで、問題を発信する担い手になってくれることや、もっと人身取引で起こっている問題を身近に感じてほしいです。

最後に…

この機会に人身取引について少しでも知っていただけたらなによりです。

人身取引は決して他人事ではありません。同じ人間なのに売り買いが行われるのはおかしいです。早く人身取引が撲滅する様に心から祈っています。

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。

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