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 みなさんは、「法律」についてどのようなイメージを持っていますか?
おそらく「社会の規律」「当たり前のもの」「堅苦しい」と言うイメージを持っている人が多いと思います。
けど実は、法律っていうのはとっても奥深いんです!
この記事では、高校1年生から見る司法の面白さをお伝えできればな、と思います!

●法律って絶対守らないといけないの?

 この質問に関して、答えを出そうと考えてみました。同じ時期に、数学で「命題と論証」の単元を習っていたので、命題の考え方を使ってみました。

①「正しい行為をしていれば、それは必ず法律を守っている」

②「法律を守っていれば、それは必ず正しい行為である」

 双方の命題が「真」ならば、「『法律を守る』ことと『正しい』ことは一致する」と言える。ただ一つ前提として、ここでいう「正しい」は、世間一般の傾向的な「正しい」に基づいている。

 それでは1つ目の命題、「正しい行為をしていれば、それは必ず法律を守っている」を“証明”しようと思う。もし、これが真であるなら、「正しい行為をしているのに、それは違法である」という反例は存在せず、偽であるなら反例があるはずだ。反例があるか考えてみた結果…

 野球の練習後、バットを車のトランクに置いたままにする、という行為、間違っているわけではありませんよね?むしろ、次の練習の準備時の時間短縮につながる行為でしょう。しかしこれ、実は、凶器携帯罪、と違法なんです。
また、家族に届いた手紙を、正式な許可なくなんとなく開けてみる行為も、実は信書開封罪となるんです。

 これらは「正しい行為をしているのに、それは違法である」ことを示しており、「正しい行為をしていれば、それは必ず法律を守っている」という命題は正しくないと言える。

 次に2つ目の命題「法律を守っていれば、それは必ず正しい行為である」を、同じように反例を探すことから考えてみよう。ここの反例は「法律を守っていても、それは正しくない行為である」となる。実はつい最近、売春防止法について調べていたので、それがサッと思い浮かんだ。売春防止法に基づくと、 ①性交の事実 ②金銭授受の事実 ③性交の対価に金銭を授受した事実 の3つ全ての事実が確認されて罪が確立する。つまり、性交さえしていなければ、他の性的行為を行っていても、罪にならない、合法であると言えるのだ。これは、決して「正しい」と言えないのではないか。
「法律を守っていても、それは正しくない行為である」ことがある、ということがここでわかるだろう。

 結論として、「『法律を守る』ことと『正しい』ことは必ずしも一致しない」と言えるのだ。

●法律ってなんだろ?

 それじゃあ、絶対的に正しくもない法律は、一体何のためにあるのだろう?
私はこの答えを出すのに結構苦戦した。

 被害者を守るため?いやでも、裁判で情状酌量の制度があったり、残酷な罪を犯しても、18歳未満であれば、少年法によってひどく処罰されることがなかったり、被害者感情が100%大事にされているわけじゃない。
 正義のため?いやでも、法律がそもそも「正しさ」を規定しないもので抜け穴だらけな今、正義のために働くと思えない。ドラマでよく「法廷は真実ではなく、事実を確認する場」と言われるのはこれが理由だろう。

 そんな時、ツイッターで「法律は何のためにあると思う?」と投げかけてみたら「社会秩序を守るため」というリプライをいただいた。それを読んだ時、「これだあああ!」って深く納得。隅々の「正しさ」を規則で制定しなくても、ある程度、基盤的なものだけでも規制できれば、社会は回るのだ。

 それじゃあ、「社会の秩序を守る」って具体的にどういうことだろう?と考えてみた。「社会」と「秩序」をそれぞれ辞書で引くと、「共同生活している人々の集まり」「物事の正しい順序や決まり」と出てくる。つまり、法律というのは「共同生活している人々の集まりが正しく決まりよく物事を進めるための規則」であるということだろう。

 ここで、少し違和感を覚える人はいるだろうか?「正しく決まりよく物事を進める」ことって、当たり前じゃないの?

 しかし、規則っていうのは、それがないと成り立たないっていう経験があって生まれるもの。
例えば、日本帝国憲法を見てみよう。最も大事な第1条は天皇権力の制限に関するものだ。これは、天皇の権限が大きく、その恣意的な言動が国民を苦しめた、という背景があるのだ。

つまり、「正しく決まりよく物事を進める」ことは当たり前ではなく、無理やりな制限がないと誰も行わないことなのだろう。しかし、今「正しく決まりよく物事を進める」ことを当たり前として感じられているということは、この認識は疑う隙をもたらさないほどに私たちの隅々に組み込まれているのだろう。このようにして、「法律」はうまく「社会の秩序を守る」という役割をうまく果たせているのだ。

●“法律適合者” “法律不適合者”

 私たちは小さい頃からうまく法律が自分たちに組み込まれて、「世間の正しさ」にさほど疑問を持たずに暮らせているが、それはある意味特権だということを、どれほど多くの人が気付いているのだろうか。

 私が注目したいのは、「法律がうまく組み込まれなかった人たち」だ。ほとんどの人は法律がうまく組み込まれ当たり前のように過ごしている中、そうじゃない人たちがいる。
 今まで行ってきた調べ活動を元に、それには個人的要因と環境的要因の2種類の原因があると考える。

 個人的要因というのは、その人が生まれ持った性質のことを指す。例えば、1997年の「神戸児童連続殺傷事件」、別称「酒鬼薔薇聖斗事件」の加害者の少年A(当時14歳)は「性的サディズム」という特性を持っていた。それは、他人に害を与えることで性的興奮を感じる性質で、事件に至った大きな要因の1つだった。他にも、「小児性愛」の性質を持つ人が加害に及ぶケースも少なくない。

 反対に、環境的要因というのは、文字通りその人の環境のことを指す。例えば、代表的なものとして、虐待があげられる。千葉大の羽間京子教授らが2017年に、関東地方の刑務所に収容されている男性受刑者を対象に行った調査によると、48・8%の人が虐待を受けた経験があると答えた。「虐待」まではいかなくても、親からの愛情不足など、家庭環境は人格形成に大きな影響を及ぼす。
 例えば、2015年の川崎中1男子生徒殺害事件の加害者・被害者双方の少年らは家族とうまくコミュニケーションが取れていなかったことが事件の要因として目立っていた。

 しかし、「法律がうまく組み込まれなかった人たち」=「犯罪者」という社会構図、おかしくないですか?私たちにうまく法律が組み込まれたのは、運なんです。運よく、社会に適合できる性質で生まれ、運よく、良い家庭で生まれたから。その運がなかった人たちが、法律を犯してしまって、人生が台無しになっちゃうような社会、理不尽じゃないですか?
法律がうまく組み込まれなかったとしても、その特質を支援する施設とつながることができ、共存していける社会を作る必要があると私は考えています。

 「司法」の存在を今の法治主義社会に生きる私たち自身が見つめ直し、そこからこぼれ落ちた人々について理解し、全員で支える社会を作りたいんです。

●高1が進める司法発信活動

 実は私、今年が花のJK一年目なんです!
学校では野球部のマネージャーをやりながら学業にも励み、いわゆる「課外活動」や、友達と遊んだりもしている、充実した毎日です。将来は一区切りの目標として、法学部に入りたいと考えています。

 今回は司法に焦点を当てて記事を書きましたが、私が最終的に目指しているのは「『少数派』も生きやすい社会」です。その代表的なものが「法律がうまく組み込まれなかった人たち」だと考えています。
そんな「『少数派』も生きやすい社会」を実現させるために、現在メインで行っているのは、インスタグラムを通した情報発信です!
活動を始めたばかりの頃に、「一度人生のレールを踏み外すとその人間にはチャンスは与えられないのか」という元受刑者の言葉がぐさっと刺さり、”Always On Track”(「いつでも同じレールの上」)をプロジェクト名にして活動しています。
ストーリーと投稿の2つのプラットフォームで、司法に関するいろんな情報を発信しているので、ぜひ覗いてみてください!👀

 他にも、ツイッターとnoteもやっております!

https://twitter.com/mitohi_3150?s=21 https://note.com/mitohi_3150

 また、少し宣伝になっちゃうのですが、なんと、第3回世界青少年「志」プレゼンテーション大会の一次予選と二次予選を通過し、181人から12人のファイナリストに選ばれることができました!自分の「志」について話させていただきます。
 オンライン開催で一般視聴も可能なので、ぜひご都合がつく方は参加してみませんか?

主催:一般社団法人 志教育プロジェクト
主管:世界青少年「志」プレゼンテーション大会実行委員会
共催:一般社団法人 メキキの会2020年10月4日(日)13:00~16:45

ここまでお読みくださり本当にありがとうございます!
今日が素敵な1日になりますように。🌸

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再犯率50%の日本で、高校1年生が進める【犯罪のない社会づくり】 あらゆる人が生きやすい社会を作りたい。 インスタグラム: @aot_3150 ツイッター: @mitohi_3150 note: @m...