【初心者】パソコンで電車を再現してみた
読んだらあしあとをつけましょう!
※これは初心者が書いた記事です。操作や作成方法、記事内容に誤りがある可能性があります。
初めましてokunichiです!先日高校生を応援しているある企業の方とお話しする機会があった。その時にFusion 360の話をしたらかなり興味を示してくれたので、記事を書いてみることにしました。
前書き
自分はもともと鉄道マニアで、主に鉄道写真を撮っていることが多い。しかし、外出が自粛され、鉄道写真を撮ることが困難になってしまった。そこで、以前ロボットを設計するようにインストールしていたFusion360というソフトで車両を制作してみることにした。とはいっても、当時の僕は3D cadの知識がかなり薄く(今でも薄いが)そもそも、車両を作れるのかすらわからなかった。不安要素も多々あったが時間は余る位あったので、とりあえず作って見ることにした。
とりあえず1両作って見たのだが予想以上に楽しく、3両も制作してしまった。大学生からの評価もよく、データとして売れるのではないかという意見もあった。僕自身も商売になるのではないかという淡い期待を抱いたのだが、僕の使っているFusion360は学生用なので利益を出してはいけないようだ。その後は忙しい日が続き一旦制作は3両で止まっていた。
~Fusion360でキハ38制作記~
ということで、1月半ぶりに鉄道車両を設計することになった。最近知ったのだがcadを使って鉄道車両を設計する人のことをcad鉄と呼ぶらしい。僕は知らずしてcad鉄の世界に足をふみ入れていたようだ。
さてまず3D化する車両を選ばなければいけない。更にその車両の設計図を用意差なければいけない。今回は大学生の某先輩から貸して頂いた、「紗録 鉄道図面集」という本の中にあるキハ38形を制作して見ることにした。この記事の締め切りが迫っていたため比較的簡単(に見える)ものを選んだはず、、、、、(大学生の某先輩ありがとうございました!)
キハ38形は7両の製造で終わってしまった少数派で、今は国内では水島臨海鉄道で1両が活躍してるらしいです。個人的に和田岬線にいた外付け扉の車両だと思っていたのですがあれはキハ35という別形式らしいですね、、、、
では作って行きましょう!自分はまずいつも側面から作っています。スケッチで扉や窓を書いて押し出して形を整えて行きます。が設計図書いていない寸法があった(見落としているだけかもしれません)ので写真や設計図を見て大体で書きました。この本も3Dcadで利用されることは想定してないでしょう(笑)
左の画像は扉のガラス抑えを制作しています。これを一つ作ってコピーしていけばいいのですがコピーした後に忘れている部品を思い出して一つづつつけていくなど結構回り道をしています。
側面が設計出来たら顔の設計に写って行きます。ちなみにここまで3時間かかってます。写真では色を塗っていますが色は最後に塗ることをおすすめします。顔も設計図どおりにひたすら作っていきます。列車の形が直方体ならこの方法でいけますが、顔の形が特殊な場合は別の方法を使う必要があります。
個人的に右の画像のライトの形を作るのがかなり難しかったです。ソケット?の部分を四角錐の形に削るのですが方法が思いつかず、20分ぐらいひたすら考えていました。結構上手くいったと個人的には思っています。かなり時間を割いてしまいましたが、、、、、
一通り顔の基礎を作ってみました。それっぽくなってきましたね。ここからさらに細かくしていきます。顔の部分が一通り完成しました。結構現物に似てきました
やらかしてしまいました!
左が今回僕が作った車両で右が本物のキハ38(レイルラボより)なのですが、下の3本の帯の高さがずれています。本物では一番上の帯が前照灯の下を通っているのですが。僕の作品では、前照灯の真ん中ほどの高さにあります。つまり僕の作品でいう2本目の帯の高さが本物でいう1本目の帯の高さだったということです。完全にやらかしてしまいました。「そんなん気にしなくていいだろ!」という意見もあると思いますが、細かいことを気にする性格なのでそうはいきません。ここでかなり時間をロスしてしまうことを覚悟し、エナジードリンクを補給して修正の作業に入りました。
約1時間後
修正完了!
途中で何か所かエラーにひっかりましたが、帯の位置をもとに戻すことができました!で、気を取り直して顔に色を塗っていたのですが、、、、、、
まじかよおおおおおおおお
まさかのアプリが強制終了してしまいました。はい。ほんとに虚無ですね。幸い定期的に上書き保存しているのと、修復ファイルが作成されていたので、大事には至りませんでしたが。ほんとに怖かったです笑。自分のパソコンはチームで一番性能が高いPCを使っているのですが、固まってしまいました。やっぱり上書き保存って大事ですね!(修復ファイルありがとう!!)
何とか色を塗ることができました。結構それっぽくなってきましたね!記事には一切登場していませんが、内装も簡易的なものを作っています。今回の内装は(時間がなかったので)あまり細かく作ってないのです。
画像は内装にこだわりすぎて時間を割きすぎた223系の車内の様子。さすがにここまでこだわる時間はありませんでした、、、、
次に屋根を作っていきます。屋根は、フォームというものを使いました。ここで詳しくは説明しないので、興味のある人はgoogle先生に聞いてください。
フォームに顔のはみ出た位置を設計して行きます。完成は目前です。方向幕が白のままですね(眠たいだけ)少し高さが高すぎた気もしますが、とりあえず屋根が完成しました。後は台車だけなのですが
さすがに限界です(笑)
カフェインを摂取しHoney Worksなどの音楽を流していたため眠気は感じなかったが朝からオンライン授業や、ネットサーフィンなどでずっとモニターを見続けていた目は疲れ、PCを長時間のぞき混んでいたため腰を痛め、同じ姿勢を続けていたため足が痺れてきた。台車を0から作るのは困難と判断し前回作った113系1000番台の台車を流用することにした。そういえばDT21という台車をFusionで再現しようとしたのだが、素人の僕は完成させることができなかった記憶がある。
さてこれを本体に取り付ければ
とりあえず完成!!
!?
今回n回目の失敗をしてしまいました。台車をつけた時の写真がありません!。はい。
まじで何をしているのでしょうね。やらかしてしまいました。いろいろ限界だったのでとりあえず寝ました。が、カフェインが効いているため上手く寝付けませんでした。ようやく寝つけたのは、空がほんのり明るくなったころだったと思っています。
(5月某日)ついに設計も終盤です!屋根と内装を修正し、車体の細かい部分を修正して、ついに
完成しましたあああああああああああ!
(実物との比較)
色が少し違う、とか方向幕がないとかスカートがついてるとかまだまだ実物には程遠いですが結構近いと思います。今回初めてFusionのシーンという機能を使いましたが、結構かっこいいですね!
僕がキハ38を設計したら一つやりたかったことが
113系との並び!!
鉄道ファンじゃない人なら「だからなに?」と思うだろうが、113系スカ色とキハ38系久留里線色というかつて千葉県を走った2両を再現し、並ばせることができたのだ。今までの努力が一気に報われた気がする。今はキハ38は国内で走っているのは1両だけになってしまい、113系もJR西日本でのみ運用している。しかも両車両ともこの塗装で走っている編成は消滅している(多分)。すでに見れなくなってしまった光景を再現するのも、Fusion360のまたはcad鉄の魅力かもしれない。
最後まで見ていただきありがとうございました。okunichiです。自分はまだまだ素人で至らないところもあったと思いましたが、鉄道ファンの方ではない人でもわかりやすいように頑張ったつもりです。これからもGENIEをよろしくお願いします!最後にもう一度だけ注意です。
※これは初心者が書いた記事です。操作や作成方法、記事内容に誤りがある可能性があります。(完)
読んだらあしあとをつけましょう!
滋賀県の私立高校に通う2年生です。 GENIEというチームに所属していて キャリア甲子園2019のファイナリストです! 鉄道ファンで撮り鉄がメインですが、Fusion360で 鉄道車両を再現しています...