【小・中・高生向け】デジタルパペットでプログラミングを学習してみよう

【小・中・高生向け】デジタルパペットでプログラミングを学習してみよう

読んだらあしあとをつけましょう!

Yuya Inagaki
Yuya Inagaki

小学生・中学生・高校生向けプログラミング学習教材の一つとして有名なScratch(スクラッチ)というものがあります。プログラミングを行う上で必要な考え方やアルゴリズムを学習する目的で多くの学校や塾で指導に使われており皆さんも名前は聞いたことがある人が多いと思います。

しかしながら、ScratchにはPCまたはタブレット向けアプリしか配信されておらず、自宅学習が続く生徒が必ず持っているスマートフォン向けのアプリケーションは配信されていません。そこで今回は、スマートフォンで簡単にプログラミングの基礎である「逐次実行」・「条件分岐」・「繰り返し」の学習が可能なDigital Puppet(デジタルパペット)と呼ばれるアプリケーションをご紹介します。

このアプリケーションはiPhoneやAndroidをはじめとしたスマートフォンだけでなくiPadなどのタブレット端末向けのアプリケーションも配布されているので自宅で1人一台持っている端末で簡単にプログラミングの基礎となるアルゴリズムの学習を開始することができます。

Digital Puppetとは

Digital Puppet(デジタルパペット)とはパズルの感覚でパペットと呼ばれるロボットをプログラミングして敵である赤色のパペットを倒すプログラミングパズルゲームです。


パペットの行動をプログラムして、敵を全滅させよう! プログラミング思考でパペットの行動をコマンドでうまく制御しよう! ゲームシステムは以下の通り:
1) 白パペット(プレイヤー)が赤パペット(敵)を倒すまでの道筋をコマンドで入力します。
2) プレイをタップします。
3) 全ての赤パペット(敵)を倒すことができればクリア。

https://apps.apple.com/jp/developer/tatsuya-nakano/id1083876163

Digital Puppetを使ってみよう

それでは早速Digital Puppet(デジタルパペット)を使用してみましょう。まず初めにアプリのダウンロードを行いましょう。こちらのアプリはAndroidとiOSの両方向けに無料で配布されているので、自分の端末に合わせたアプリケーションをダウンロードしましょう。

iPhone/iPadを使用している人

iPhone/iPadの人はこちらからダウンロードするか、AppStoreで「デジタルパペット」と検索してアプリをダウンロードしましょう。

iOSアプリのダウンロード方法

Androidを使用している人

Androidの人はこちらからダウンロードするか、Google Play Storeで「デジタルパペット」と検索してアプリをダウンロードしましょう。

Digital Puppetで遊んでみよう

アプリのダウンロードが完了したら、実際にアプリを開いてみましょう。アプリを開くと以下のような画面が表示されます。「STAGE1~4」と「STAGE5~8」に分かれていますが、最初は「STAGE1~4」しか選択できないようになっているので、「STAGE1~4」をタップしましょう。

アプリを開いた画面

STAGE1~4を選択すると、STAGE1の画面が開きます。STAGE1には全部で10個のコースがありクリアすると次のコースで遊べるようになります。まず最初はSTAGE1-1をタップして選択しましょう。

STAGE1の画面

コースを選択すると、実際のゲーム画面に移動します。真ん中にコースが存在しており左下にプログラミングするための動作の一覧が並べられています。

STAGE1-1の画面

操作方法を覚えよう

Digital Puppet(デジタルパペット)は左下にある動作ブロックを順番に並べて白いパペットが赤いパペット(敵)を倒すようにプログラミングするゲームです。

動作の一覧

それでは実際にプログラムを行ってみましょう。先ほど説明した左下の動作ボタンをタップすると、右上のSTARTと書かれた枠のプログラムエリアにタップした動作が並べられます。このプログラムエリアに動作を並べることで白いパペットが動作するようにプログラムを行います。

プログラムエリアに動作を並べた様子

それではSTAGE1-1を実際に考えてみましょう!STAGE1-1では白いパペットの目の前に敵の赤いパペットがいます。そのため、白いパペットは「前に1マス進む」を一回行った後に「その場で敵を攻撃する」を一回行えば敵を倒すことができます。

STAGE1-1の回答の説明

プログラミングが完了したら実際に白いパペットを動かして攻撃を行ってみましょう。プログラムした動作を実行するには左上の再生ボタンを押します。

STAGE1-1のプログラミングした画面

もし、プログラムを間違えてしまった場合は、STARTと書かれた枠のプログラムエリアの動作を再度タップすると動作を削除することができます。また動作の順番を間違えた場合、ドラッグアンドドロップで動作の順番を変更することも可能です。修正が完了したら再度リスタートボタンを押してやり直してみましょう!

リスタートする為にはリスタートボタンを押す

次のようなクリア画面が表示されたらコースにクリアしたことになります。なるべく少ないコマンドで星3を目指してクリアできるように頑張りましょう!!

クリア画面

まとめ

Digital Puppet(デジタルパペット)はScratchの導入にもなり得る簡単なプログラミングパズルゲームです。最初の方のステージは簡単にクリアすることができますが、ステージを進めていくと「繰り返し」や「関数」などを用いた難しいコースなども登場してきて大人も十分に楽しむことができるアプリケーションとなっています。

プログラミング科目が必須化した中、自宅でスマートフォンなどで簡単にプログラムのアルゴリズムを学習する為に授業の一貫などにも活用してみてはいかがでしょうか?

読んだらあしあとをつけましょう!

Yuya Inagaki
Yuya Inagaki

キュリー株式会社最高技術責任者/CTOの稲垣有哉です。 自分の得意な技術分野やプレゼンテーション領域について発信していきます。